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福井で気になった場所や物を紹介します。

第28回目は、越前古窯博物館についてです。
福井県陶芸館の近くにできた、何やら大きな建物。
福井県の新しい博物館らしい。
いったいどんな施設なのでしょうか?

福井の気になるココ・モノ Vol.28


越前古窯えちぜんこよう)博物館

(福井県丹生郡越前町)


「越前陶芸村」に新しい施設

越前古窯博物館


 今年の夏頃だっただろうか、越前陶芸村に行ってみると、福井県陶芸館の近くに、なにやら大きな建物が建築中のもよう・・・。何ができるのだろうか?
 人づてに、福井県の新しい博物館ができると聞いていた。事業費は、なんと約8億5千万円!
 いったいどんな施設なのでしょうか?


博物館について教えてくれたのは…

越前古窯博物館とは・・・

2017年10月28日、越前焼の研究拠点として、越前陶芸村に開館。水野コレクションを中心とした古越前(江戸時代以前の越前焼)を展示。本格的な茶室やコミュニティスペースとなる古民家も備えている。福井県の伝統工芸である、越前和紙や越前漆器、福井県の県産材がいたるところに使用されている。事業費は、約8億5千万円。4つの建物の延べ床面積は計1143平方メートル(約345坪)。

越前古窯博物館学芸員

越前古窯博物館
学芸員
一瀬 諒 さん


掲載内容は2017年11月号の取材・発刊時のものです。


(HTML5 版)


【展示物】

「越前焼」という
名称は、昔からなかった。

 これまで当たり前のように認識していた“越前焼”でしたが、水野九右衛門氏の功績により、おた焼や小曽原焼、ふくい焼などが総称として越前焼と認識されるようになったそうです。2017年には、日本六古窯(越前焼)が日本遺産に認定されました。


研究資料

越前焼研究の第一人者だった水野九右衛門氏(1921~89年)のコレクションを中心に展示。形のあるもので、約200点。貴重な研究資料となる破片は、約3万7千点 収蔵している。


日本の焼き物10選

とある企画で日本の焼き物10選に選ばれた越前焼。鎌倉時代の作品で、美しい濃緑の自然釉が特長。


白磁の越前焼

明治時代の白磁の越前焼。当時、全国各地の技法を取り入れて、試行錯誤していたことが推測できる。


三筋壺

三筋壺(さんきんこ)
表面に三つの筋が入っている平安時代の壺。この模様は、愛知県の常滑焼に見られる特徴であり、常滑焼からも影響を受けていたことが分かる貴重な越前焼。


【復元研究室】

復元研究室
復元研究室


水野九右衛門氏の愛用品やノートなどを展示。
また、古越前の窯跡分布図と、その関連した陶器の破片が展示されている。
おた焼、小曽原焼の資料も展示している。


【茶室】

茶室
茶室「天心庵」
茶室「天心堂」


小間の「天心庵」(写真右上)、
約40人が利用できる立礼式の「天心堂」(写真右下)の2つの茶室がある。
貸しスペースの利用料金900円「天心庵」/2,500円「天心堂」。 ※いずれも1時間あたりの利用料金


【移築した古民家】

移築した古民家
移築した古民家
移築した古民家


越前町熊谷にあった水野九右衛門氏の住居を移築。
地域特有である、田の字型の畳の間などをコミュニティスペースとして貸し出す予定。
400円(一部屋)/1時間


資料館

 常設の展示物は、今後定期的に入れ替えされる予定です。また、特別展もあり、茶室もイベントなどで活用される予定です。興味のある方は、是非、行ってみてください。福井の県産材を使った施設は、素晴らしく、目の保養になります。



越前古窯博物館

取材協力:越前古窯博物館
住所 福井県丹生郡越前町小曽原107-1-169
電話 0778-32-3262
営業時間 9:00-17:00
定休日  月曜日(休日を除く)
資料館の観覧料 常設展200円
(高校生までの学生、70歳以上は無料)
越前古窯博物館越前古窯博物館









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