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カテゴリ:読書

ベストセラーや注目の話題作を天晴本舗編集室スタッフが読み、率直な感想を書きたいように書いてみました。なので時に、辛口コメントが混じったりしちゃうかも!? 月間ランキング ベスト10の中から選んだ本と新刊、勝木書店のスタッフが教える“実は売れている本” の計6冊を毎月ご紹介します。

週間ランキング
(2月17日~2月24日勝木書店調べ)

1位 漫画 君たちはどう生きるか
2位 おらおらでひとりいぐも
3位 屍人荘の殺人
4位 いのち
5位 信仰の法-地球神エル・カンターレとは-
6位 Lily-日々のカケラ-
7位 おちゃめに100歳!寂聴さん
8位 炎と怒り トランプ政権の内幕
9位 天翔ける
10位 銀河鉄道の父」

【ベスト6位】
Lily -日々のカケラ-
石田 ゆり子 著
文藝春秋
¥1,944(税込)
女優、石田ゆり子さん。私の中の勝手なイメージは、「再ブレイクした人」「天然キャラ」でした。しかし、本を読んだ後のイメージはガラリと変わり、一気にファンになってしまいました。なんて素敵で、愛があって、強いのだろう。なんて花のようで、月のようで、泣けるのだろう。心に染みる数々の言葉は、年齢を重ねた彼女だからこそ、女優という人生を歩いてきたからこそ儚く美しいのですね。何一つ淀みのない言葉は、読み手にスーッと安らぎと癒しを与えてくれます。何度でも読める本に出会えた気分です。時間がある時に過去のエッセイも読んでみようと思います。

【新 刊】
おかあさんの扉⑦
伊藤 理佐 著
オレンジページムック
¥905(税込)

高齢出産で産んだあーこちゃんと家族の日常が描かれており、私も高齢出産だったので、共感でき親近感がぐんとアップします。今作は7巻→7歳児と巻毎に歳を重ねていくのもいいです。家族の他にも、ママ友パパ友やシッターNさんが、またいい味出してくれています。育児は大変だけど楽しい!を漫画で表現できるってうらやましい。写真や日記じゃ伝え切れないない子供とのやり取りは、漫画が一番伝わりやすいんじゃないでしょうか。旦那さん(吉田戦車:代表作「伝染るんです」はかつて私の愛読書でした)のコラムも読み応えがあり、旦那さんが描くエッセイ漫画『まんが親』も読んでみたいと思います。

【新 刊】
祝葬
久坂部 羊 著
講談社
¥1,728(税込)

医師の一族にかけられた「早死にの呪い」。
亡くなっていった医師たち各々のエピソードが掘り下げられていくとともに、「健康とは何か。」「長生きとはいいことなのか。」という問題が浮き彫りにされていきます。
一族にまつわる話のため人間関係が密接で、あの章で出たあの人か、と思い返しながら読みました。
各エピソードもとても面白くて読み入りましたが、「長生き」への問いかけはスルーせずに、少し考えてみたくなる本です。

【2017年11月発売】
お金2.0
新しい経済のルールと生き方
佐藤 航陽 著
幻冬舎
¥1,620(税込)

ビットコインの急騰や仮想通貨NEMの流出で何かと話題の仮想通貨。この書籍では「お金とは何か?」という根本的な話をしています。将来は、AIなどのテクノロジーが進化してお金から解放される生き方になるという予言をしていますが…。あまりにも現代の常識とはかけはなれているため、想像できる人がどれほどいるのかは、疑問ですが。ひと昔前には、スマートフォンは、空想上のモノでした。それと同じようにお金の形もどんどん変化しています。私自身もクレジットカードはもちろん、電子マネーや、携帯アプリで決済する機会も増えています。現在とは、まったく異なる日常生活が将来的に現実になる日がくるような気がしました。難解なところもありますが、未来の話を知っておくことも得することがあるかもしれませんよ。

【2017年1月発売】
狩人の悪夢
有栖川 有栖 著
KADOKAWA
¥1,725(税込)

「このミステリーがすごい 2018」で6位に選ばれた本作。著者の人気シリーズでドラマにもなった「火村英生シリーズ」の最新長編作です。
火村と有栖川のテンポ良い会話、謎解き、トリックと最後まで面白く読めました。今までのシリーズから、本作のタイトル「狩人の悪夢」でもしかしたら長年火村を苛む悪夢の内容が語られるのでは…と期待したのですが、少々肩透かしを食らいました。ですが、それを差し引いても満足のいく高純度な本格ミステリー。最後は心に切なさが溢れる一冊です。

読書好きにおススメ!
勝木書店のスタッフが教える
“この本実は、売れています!”

大家さんと僕
矢部太郎(カラテカ) 著
新潮社
¥1,080(税込)
ほのぼのとした23編のコミックエッセイ、というか絵日記。殺伐とした忙しい現代社会の中で、ここだけ時間がゆっくりと流れています。そこにあるのは、どこにでもありそうな普通の日常です。細かいことにくよくよしている自分が嫌になってきて、そして気分が楽になってきます。心の底から笑顔になれる気がする作品です。仕事に疲れたり、人間関係で滅入っている人がいたら、ぜひすすめてあげてください。その前に、貴方も読んでくださいね。

勝木書店さん、天晴本舗編集室おすすめの6冊ご紹介。

掲載内容は2018年03月号の取材・発刊時のものです。


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