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カテゴリ:読書

ベストセラーや注目の話題作を天晴本舗編集室スタッフが読み、率直な感想を書きたいように書いてみました。なので時に、辛口コメントが混じったりしちゃうかも!? 月間ランキング ベスト10の中から選んだ本と新刊、勝木書店のスタッフが教える“実は売れている本” の計6冊を毎月ご紹介します。

週間ランキング
(1月20日~1月27日勝木書店調べ)

1位 マスカレード・ナイト
2位 孤独のすすめ 人生後半の生き方
3位 陸王
4位 琥珀の夢 小説鳥井信治郎 上
5位 ざんねんないきもの事典
6位 東大ナゾトレ AnotherVision1
7位 伝道の法-人生の「真実」に目覚める時-
8位 せつない動物図鑑
9位 生きていくあなたへ
   105歳 どうしても遺したかった言葉
10位 友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」

【新 刊】
おらおらでひとりいぐも
若竹 千佐子 著
河出書房新社
¥1,296(税込)
主人公は74歳、ひとり暮らしの桃子さん。夫に死なれ、子供とは疎遠。急に訪れる寂しさや孤独、老いや恐怖といった、孤独死に対する老女の嘆きが淡々と綴られている本作ですが、なぜか明るい!桃子さんのリアルな本音とユーモラスな描写の対比が素晴らしく、違和感なく読み進められます。最初から最後まで東北弁炸裂なのも、桃子さんらしくて痛快です。華やかな都会暮らしの中でも、晩年は郷愁に浸るものなのだな~と、もの悲しくなってきますが、ラストは心温まる感動作で、思わず涙を流しました。『ひとりだけれど、一人じゃない。ひとりだけれど、まだ次の一歩が踏み出せる。』逞しく生きる女性の姿が、そこにはありました。

【新 刊】
西郷どん!並製版 上
林 真理子 著
KADOKAWA
¥1,080(税込)

2018年の大河ドラマの原作本。西郷隆盛という人物が具体的にどんな活躍をしたかはあまり知りません。上巻は西郷が29歳辺りまでの話です。西郷隆盛は下級武士の長男として生まれ、毎日、畑仕事や勉学、剣術に勤しみ、性格も優しく真っ直ぐで、誰からも信頼される人間だったようです。そんな下級武士の人間がどうやって日本を動かすほどの地位に立てたのか―中巻・下巻と読むのが楽しみになります。ドラマも見ましたが、原作とは違う部分があったのが、いささか残念…。一番キュンとしたのは、鹿児島弁のかわいさ。「もはん」や「じゃっどん」はもちろんのこと、言葉の語尾に「っ」を付け「わかっちょっ」という言い回しが何とも愛おしく感じました。

【新 刊】
このマンガがすごい!2018
宝島社
¥594(税込)

今人気のある漫画がランキング形式で男性編、女性編と50冊ずつ紹介されています。
漫画雑誌だけでなく、web漫画発のものもあり、漫画に触れる媒体が増えたようにも思えます。知らない漫画の方が多いのですが、インパクトのあるシーンや魅力について解説されており、今のトレンドを押さえるには十分かも。男性編、女性編で上がる漫画も違うのですが、男女どちらでも読めそうな漫画が多いので、いろいろ読んでみたいなと思いました。

【新 刊】
モデルが秘密にしたがる
体幹リセットダイエット
佐久間 健一 著
サンマーク出版
¥1,080(税込)

実際にどのように痩せるのかを論理的に解説。また、実際に誰がこのダイエットで痩せたのかを挙げています。筋肉のことや食事のことなども詳しく説明されていますが、全体を通して写真やイラストが用いられてとてもわかりやすい内容。ベストセラーになるのも納得!女性にとって部分痩せは、永遠のテーマ!?じゃないですか?だからといって、痩せたい部分を動かして、そこに筋肉がついてしまい、太く見えてしまうことがあります。この書籍では、体幹を鍛えることで基礎代謝をあげて、スリムになることを目指しています。様々なダイエットを試してきた方には是非、購入をおすすめします!

【新 刊】
去年の冬、きみと別れ
中島 文則 著
幻冬舎文庫
¥497(税込)

3月に映画が公開されるということで、上映前にと読みました。“とても面白い!”というよりか、読めば読むほど謎が深まり読み終わっても“これはどういうことだ…”と一層謎に包まれる印象です。ページが進むごとに、この一人称で語っているのは一体誰なんだ…と混乱します。その混乱がまた楽しいというか心がザワザワします。どのページ、どのシーンにも伏線がありそうで、何回でも読んで回収していきたい一冊。ただ、文庫版の解説を読んでもよく解らず…著者のトラップにどんどんハマっていきますね。映画ではどんな展開になるのか、非常に楽しみです。

読書好きにおススメ!
勝木書店のスタッフが教える
“この本実は、売れています!”

火定
澤田 瞳子 著
PHP研究所
¥1,944(税込)

残念ながら、受賞は逃しましたが、第158回直木賞にノミネートされた作品です。時代は奈良平城京。庶民たちの医療を引き受ける、「施薬院」が舞台。己の出世を望んで、日常に不満を感じながら日々を送る主人公たちが、ある日、天然痘パンデミックに見舞われる。現代医学とは違い、高度な医療をもたない彼らが、動揺と恐怖の中で取った行動とは・・・現代にも通ずる人の生き方を問い、追い詰められた主人公たちが戦う葛藤の描写は、とにかく熱い!
『君たちはどう生きるか』にも通ずる読者へのメッセージに、貴方は何を想いますか?

勝木書店さん、天晴本舗編集室おすすめの6冊ご紹介。

掲載内容は2018年02月号の取材・発刊時のものです。


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