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カテゴリ:読書

ベストセラーや注目の話題作を天晴本舗編集室スタッフが読み、率直な感想を書きたいように書いてみました。なので時に、辛口コメントが混じったりしちゃうかも!? 月間ランキング ベスト10の中から選んだ本と新刊、勝木書店のスタッフが教える“実は売れている本” の計6冊を毎月ご紹介します。

週間ランキング
(6月18日~6月25日勝木書店調べ)

1位 天才
2位 羊と鋼の森
3位 言ってはいけない 残酷すぎる真実
4位 嫌われる勇気
  -自己啓発の源流「アドラー」の教え-
5位 カエルの楽園
6位 夜を乗り越える
7位 君の膵臓をたべたい」
8位 ねこでら 猫がご縁をつなぐ寺
9位 ポイズンドーター・ホーリーマザー
10位 自分を操る超集中力

【ベスト6位】
夜を乗り越える
又吉 直樹 著
小学館
¥886(税込)

芸人でありながら、芥川賞作家。その謎に包まれた又吉さんの頭の中が、読み終えて少し見えたような気がしました。文学との出会いにはじまり、創作の話や、太宰の作品をどうとらえているのか。太宰の「斜陽」は完成度の高い素晴らしい作品。と評しているところでは、私も同感でした。他「人間失格」などの分析では、さらに又吉さんの頭の中がまた少しわかるような気がします。そして芥川賞受賞作「火花」がどのように生まれたのか。どちらかといえば、本をあまり読まない、本が好きでない方にも参考になる本ではないでしょうか。

【ベスト9位】
ポイズンドーター・
ホーリーマザー
湊 かなえ 著
光文社
¥1,512(税込)

湊 かなえ先生の最新短編集。「マイディアレスト」「ベストフレンド」「罪深き女」「優しい人」「ポイズンドーター」「ホーリーマザー」の6作が入ってます。
作品すべてから漂う不穏な空気にドキドキさせられます。どうしてこうも人間のブラックな部分や、ドロドロした人間関係が好きなのでしょう…やるせない気分になる話もありますが、面白かったです。最近よく耳にする「毒親」がテーマだという今作。気持ちがざわつくようなイヤミス感満載で、著者のファンには堪らないのではないでしょうか。

【ベスト10位】
自分を操る超集中力
DaiGo 著
かんき出版
¥1,512(税込)

テレビ等で有名なメンタリストDaiGo。彼は実は幼少期、じっとしていられず学習障害を家族から疑われるほどだったそうです。しかし、ある日一念発起し、心理学や脳科学の専門書を読み集中力を作り出す方法を学び、成績ビリから大学合格まで成し遂げた苦労人。彼の経験と知識から述べられているので、説得力もあり、実践するのにも難しくない項目ばかり。私は足を組んでリラックスした姿勢で仕事をすることもあったのですが、足を組まず、姿勢を正しくするするのを心掛けただけで、仕事に集中できる時間が増え、効果を実感できました。

【新 刊】
このあとどうしちゃおう
ヨシタケシンスケ 著
ブロンズ新社
¥1,512(税込)

主人公の男の子は、最近亡くなったおじいちゃんの部屋で、「このあとどうしちゃおう」ノートを発見します。そこには、おじいちゃんが死後の世界で楽しく過ごす様子が書かれていました。ほっこりするイラストとクスッと笑える内容に、自分も「このあとどうしちゃおう」ノートを買って、死んだ後のことを書こうとする男の子。でも、死んだあとより今生きているうちにやりたいことがいっぱいあることに気づきます。本書は絵本ですが、「死」を見つめることで「生」の大切さが分かる、奥深い内容でした。

【新 刊】
いたずらオウムの
生活雑記2016
ろう飼い主 著
一迅社
¥1,300(税込)

私も動物が好きで、ペットも飼っているため、作者がオウムのろう君に感じる「かわいい!」と「困った!」に共感しました。漫画だからというのもありますが、困ったエピソードであってもとても楽しそうに映ります。鳥の飼育にあたって気をつけていることや、面白いだけでなく大変なこと、鳥の生態を知らない人がエピソードについて深くわかるように説明を描いていたり、作者が伝えたいことが盛りだくさん!でした。

読書好きにおススメ!
勝木書店のスタッフが教える
“この本実は、売れています!”

壊れた地球儀の直し方
青山 繁晴 著
扶桑社
¥994(税込)

この本を読むと、今まで私は世界で起こる多種多様な出来事に対して無意識のうちに目を覆ってきたような気がします。アメリカの大統領選挙、北朝鮮問題に、英国のEU離脱問題、それに毎日のように世界各地で起こるテロなど、一見すると日本国外で起きているこれらの変化や異常状況がけっして、私たちの住む日本と無関係ではすまない事を耳元でささやかれているような気になります。いや、わかっているんだけど…そんな曖昧な意識がリアリティを伴った危機感に変わるのです。ただ救いようのない現状がありながらも、そこから紡ぎ出される結論は、けっして絶望的ではなく、明日への希望が見えてくる気がするのです。

勝木書店さん、天晴本舗編集室おすすめの6冊ご紹介。


掲載内容は2016年07月号の取材・発刊時のものです。


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