福井のWEBマガジン『天晴本舗』 > カルチャー > 読書 > 読書倶楽部 2016年5月週間売上げランキング
 

関連する記事:
カテゴリ:読書

ベストセラーや注目の話題作を天晴本舗編集室スタッフが読み、率直な感想を書きたいように書いてみました。なので時に、辛口コメントが混じったりしちゃうかも!? 月間ランキング ベスト10の中から選んだ本と新刊、勝木書店のスタッフが教える“実は売れている本” の計6冊を毎月ご紹介します。

週間ランキング
(5月21日~5月28日勝木書店調べ)

1位 羊と鋼の森
2位 天才
3位 嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え-
4位 君の膵臓をたべたい
5位 人類最強の純愛
6位 カエルの楽園
7位 知らないと恥をかく世界の大問題7
8位 硝子の太陽 Rouge
9位 一流の育て方 -ビジネスでも勉強でも
   ズバ抜けて活躍できる子を育てる
10位 幸せになる勇気

【ベスト5位】
人類最強の純愛
西尾 維新 著
講談社
¥950(税込)

すみません。40過ぎのオヤジには、ついていけない、わからない世界でした。ジャンルとしては、SFとしてとらえればいいのでしょうか。まず、きつく感じたのは、登場人物の名前のリアリティのなさ。示際 祭(しめぎわ まつり)、喜連川 茂連(きつれがわ もつれ)、匂宮 出夢(におうのみや いずむ)、などなど。「戯言シリーズ」としての作品だったので、最初これを読むことがそもそも無理だったのかもしれません。漫画のようにとらえられれば、楽しめるのかもしれませんが、私には、苦痛でした。

【ベスト8位】
硝子の太陽 Rouge
誉田 哲也 著
光文社
¥1,620(税込)

姫川玲子シリーズ、〈ジウ〉サーガシリーズ2作をコラボレーション。2冊同時に発売され、Rougeは姫川サイドの物語です。冒頭は犯人目線で描かれていきます。読むのをためらうほどの凄惨な殺人描写。犯人に対する嫌悪感のおかげで、一気に引き込まれ、更なる展開に期待しましたが、最後は意外にあっけなく、肩透かしをくらった感じでした。もう少し事件を噛みしめたかったです。私は〈ジウ〉サーガシリーズは全く知らず、どの辺りがコラボなのかは分かりませんでしたが、問題なく読み進められました。

【新 刊】
χの悲劇
森 博嗣 著
講談社
¥1,037(税込)

『Gシリーズ』の最新刊とされる本書は、シリーズの転換点でもあり終息に向かっていきます。1作としてもシリーズとしても楽しめる一冊です。トラムで起こる密室殺人、そして背後にはびこる陰謀。ミステリー好きには堪らない展開です。丁寧な描写、伏線の回収に著者の拘りを感じます。惜しむらくは、私が今までのシリーズを読んでいなかったこと。読んでいれば色々理解できた場面もあったのだろうと思います。Gシリーズ読んでみようと思います。

【新 刊】
毎朝、服に迷わない
山本 あきこ 著
ダイヤモンド社
¥1,620(税込)

人気スタイリストによる、『大人のおしゃれとはこうだ!』をわかりやすく教えてくれるファッションの参考本。女子から女性へと変化するアラサー世代にもってこいの内容です。私がへぇ~と思ったのが、”ズボンやシャツの裾はロールアップして手首や足首を見せる”ということと、”とろみアイテムを制する者は女性らしさを制する”ということ。ちゃんとした中にも『こなれ感』や『抜け感』を出すが、今のトレンド。この本を読めばいい女の必須条件がおのずと分かってきそうです。

【新 刊】
水木サンと妖怪たち
水木 しげる 著
筑摩書房
¥1,512(税込)

水木氏の未収録エッセイ・対談のまとめ。
文章や、対談の会話から、氏の妖怪への情熱が伝わってきます。外国にてさまざまな妖怪(精霊)と出会えた話はとてもうらやましいです(笑)氏の妖怪との関わりや、氏が旅行の際に集めたコレクション(写真付きで解説されている)についてはとても興味深く、この本だけでは物足りないくらいです。また、話題に関連した妖怪のイラストも掲載されており、楽しく読むことができました。

読書好きにおススメ!
勝木書店のスタッフが教える
“この本実は、売れています!”

若冲
澤田 瞳子 著
文藝春秋
¥1,728(税込)

東京都美術館で行われていた「生誕300年記念 若冲展」を機にNHKで特番を組むなど、伊藤若冲への関心が高まっていますね。そこで、昨年発売になり、直木賞の候補にもなったこの作品を読んでみました。史実と作者の創作が上手くブレンドされていて、どんどん作品の世界に吸い込まれていきます。人の執念をうまく作品の土台にして、いろいろなエピソードを織り交ぜながら登場人物を見事に描き出しています。どこまでが史実なのか、思わず後で確認してしまいました(笑)

勝木書店さん、天晴本舗編集室おすすめの6冊ご紹介。


掲載内容は2016年06月号の取材・発刊時のものです。


(Flash 版)


関連する記事:
カテゴリ:読書

 





コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。


ページトップへ サイトトップへ