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ベストセラーや注目の話題作を天晴本舗編集室スタッフが読み、率直な感想を書きたいように書いてみました。なので時に、辛口コメントが混じったりしちゃうかも!? 月間ランキング ベスト10の中から選んだ本と新刊、勝木書店のスタッフが教える“実は売れている本” の計6冊を毎月ご紹介します。

週間ランキング
(4月16日~4月23日勝木書店調べ)

1位 羊と鋼の森
2位 天才
3位 君の膵臓を食べたい
4位 おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本
5位 ふたつのしるし
6位 一流の育て方 ビジネスでも勉強でも
   ズバ抜けて活躍できる子を育てる
7位 ランチパスポート福井版 Vol.
8位 また、同じ夢を見ていた
9位 神さまたちの遊ぶ庭
10位 たった、それだけ

【ベスト9位】
神さまたちの遊ぶ庭
宮下 奈都 著
光文社
¥1,620(税込)

2016年本屋大賞を受賞された宮下さんが、家族とともに北海道トムラウシで過ごした1年間を綴った本。面白くてすぐに読み終えてしまいそうで、でも読み終えるのがもったいなくて最後のほうはスローペースで読み進めました。わずか1年で、大自然の中でのびのびと成長していく子供たち。大人も子供もどんなことにもよく考え、めいっぱい楽しむ姿は、キラキラして、ため息が出る程うらやましく感じました。こんな環境で自分や子供が過ごせたら…といろんな妄想が膨らみます。

【新 刊】
田中角栄 100の言葉
日本人に贈る人生と仕事の心得
別冊宝島編集部 編
宝島社
¥1,080(税込)

いくつも心に響いた言葉がありましたが、少しだけ紹介します。
「用件は便箋1枚に大きな字で書け。初めに結論を言え。理由は3つまでだ。この世に3つでまとめきれない大事はない。」
「優れた指導者は人間を好き嫌いしない。能力を見分けて適材適所に配置する。肝心なのは大事を任せられる人を見つけることだ。」
「祝いの席には遅れてもよい。悲しい席には一番に駆けつけなくてはいけない。」
「政治とは、事を成す」ということ。」金権政治で批判された田中角栄氏ですが、実績を振り返ると、これほど事を成した政治家はこれまでいたのでしょうか。非常に的を射ている言葉があり、ビジネスマンだけでなく、多くの方にとって参考になる名言集ではないでしょうか。

【新 刊】
京都ぎらい
井上 章一 著
朝日新聞出版
¥821(税込)

京都の洛外の人から見た洛中の人が持つ選民意識的なものへのコンプレックスを語った本。同じ京都府でありながら発生するこの格差は他県の人にはわからないかもしれない。と筆者も語っていますが、確かに県外の人間からすれば洛中も洛外も同じ京都府民で片付けてしまうなぁと思います。京都特有の光景や、歴史について筆者の視点で語られていますが、ところどころ皮肉めいた言い回しが多いのも京都人だからかな?と県外の私は感じました。

【新 刊】
アカガミ
窪 美澄 著
河出書房新社
¥1,512(税込)

少子化が加速した近未来の日本が舞台。内容は、少子化対策の一環として、国が設立した結婚・出産支援制度「アカガミ」に参加した男女の成長物語です。最初はアカガミのような出会いがあってもいいなと思いながら読み進めました。しかし、甘酸っぱい内容とは裏腹に、後半に入って一つ一つがひっくり返り、最終的に不適合と判断された直後の国の対応はまさに恐怖のひと言でした。国の手厚い加護「アカガミ」で恋の喜びを知る主人公と、ジワジワ入り込んでくる管理の怖さの両面が味わえる不気味な作品でした。

【新 刊】
アンと青春
坂木 司 著
光文社
¥1,728(税込)

前作『和菓子のアン』からの続編になります。前編も読んでみようと思いますが、とっても和菓子が食べたくなりますね。主人公の周りで繰り広げられる話なので基本的に悪人らしい悪人は出てこないのが特徴的です。主人公のアンも勉強熱心でいい子なのですが、少々自己否定が強すぎて卑屈に感じてしまうのが残念。話の内容よりアンの卑屈っぽさが気になってしまいました。“ほっこり”と甘い和菓子と温かいお茶をお供に読みたい一冊です。

読書好きにおススメ!
勝木書店のスタッフが教える
“この本実は、売れています!”

ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
百人一首(全)
谷 知子 編
角川ソフィア文庫
¥734(税込)

映画「ちはやふる」に感動し、アニメ「ちはやふる」にはまりこんだ私は、当然のごとく本にたどり着いたわけです。ただ、たくさんある「百人一首」の解説本の中で、なぜこの本にしたかというと、歌の背景や詠み人の解説も含めて、とてもわかりやすく、適度に詳しく、実に文学的に書かれていることです。いわゆる参考書と違う、この味わいはすばらしい。

勝木書店さん、天晴本舗編集室おすすめの6冊ご紹介。


掲載内容は2016年05月号の取材・発刊時のものです。


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